MAISON BARSAC
父親が、ぼくと母親の誕生日祝いとして
ディナーをご馳走してくれた！
実は、母親の誕生日は、ぼくの誕生日の次の日。
だから、毎年父親がまとめて祝ってくれるのだ。
で、連れて行ってくれたのが
丸の内は、三菱ビル内にある
MAISON BARSAC
というフレンチのお店。
直前までお店が決まっておらず、父親はお昼過ぎまで悩んでいたよ(笑)
ここのお店は、1Fと2Fに分かれていて
- 1F：カフェ/ランチ/軽食/食前食後酒のバー
- 2F：フレンチダイニング
として利用するようなフロア構成となっているらしい。
日曜日の夜ってこともあって
オフィス街/丸の内は閑散としていて静かだった。
そんな中にあるお洒落な感じの外観のお店。
なんだかちょっぴり緊張してしまった。
入店後、早速2Fへと通される。
2Fでは、ピシッとしたウェイターがお出迎えしてくれた。
しかし、ピシッとはしてはいるものの
笑顔を絶やさずに接客してくれるあたりは
とても心地が良く、安心感があっていい。
今日は、" Menu de Saison " というコースに決定。
このコースは、前菜とメインディッシュとデザートを選べる。
南仏産オリーヴの一口パイ
アジと大根のマリネ イクラ添え(正式な名前忘れた；)
森の木の実をのせた帆立と手長海老のフリカッセ トリュフとアンチョビのエッセンスで
又は
ランド産フォアグラ・エキストラと無花果のテリーヌ マーブル仕立て
長崎産的鯛のポワレ トマトの赤いソース オリーブとアネット風味の小野菜添え
宮城産ジャージー種 乳飲み仔牛のロースト 軽く焦がしたキャベツとジロール茸を添えて
又は
和牛サーロインのロースト 野菜のファルシ添え グリーンペッパーソース
5種類からお好みのデザートを1種類
コーヒー又は紅茶
ぼくは
" ランド産フォアグラ なんちゃら " を前菜に
" 乳飲み仔牛のロースト なんちゃら " をメインでオーダー♪
コースが決まったところで父親が
『食前酒はどうする？今日は誕生日だから飲む？』
と聞いてきた。
というのは、家族で食事に行く時、父親の車で外出することが多く
お酒は父親に飲ませてあげて、帰りはぼくが車を運転するから。
『祝われる立場だから』と、気を利かせてくれたんだけど
ディナーをご馳走してくれるだけですごくうれしかったので
お酒は、父親に飲ませてあげて
ぼくは、ノンアルコールのカクテルを頼んだんだ。
" 南仏産オリーヴの一口パイ " に始まり
" フォアグラ "、"的鯛ポワレ"、"仔牛のロースト"
と出てくる料理は全て美味しかった♪
デザートで頼んだタルトが出てくる前に
一旦休憩を取ろうと席を立ってトイレへ。
トイレから戻ると、そのタイミングを見計らったかのように
笑顔の素敵なウェイターがぼくの横にやって来た。
手には銀のドーム型の蓋が被さったお皿を持っている。
表現はアレだが、中華料理とかで見る感じのヤツ
『ただのタルトにしては大きくて、仰々しいなぁ。。。』
と思っていたところ、その蓋が開けられ
その瞬間、全身に鳥肌が立った。。。
中には小さなピアノとイスが入っていて
蓋が開いたと同時にオルゴールのような音色で
ハッピーバースデーソングが流れたの。。。
その笑顔の素敵なウェイターは
続けてデザートのお皿をテーブルに差し出し
『本日はお誕生日ということで
おめでとうございます！
こちらは本日のデザートで
シェフからのメッセージ付でございます。』
と。
そのデザートには、生クリームの上にロウソクと
Bon Anniversaire
と書いてあるチョコレートプレートが立てられてた。
フランス語で、お誕生日おめでとうの意
いやぁ、なんて素敵なことをしてくれる父親だぁ。
ぼくがトイレに立った時か予約の時に
計らってくれたものなんだろうなぁ
と感動しつつ顔を上げると、両親共に驚きの顔をしている。
で、その後、母親が
『私も本当は誕生日なのにネ、失敗したわ〜』
と、ボソっと言った。
(ん・・・？一体どういうことなんだ？？)
じつはじつは、
食前酒を飲む、飲まないの会話を傍で聞いていたウェイターが
ぼくが誕生日であることを知って、シェフに伝えたらしいの！
なるほど！どおりで、母親のにはデコレーションされてないわけだ(笑)
いやぁ、ほんと、すごいねぇ。。。
これこそ、サービス業の " プロフェッショナルなサービス " だなぁ。
ああ、ぼくもこういう仕事に就きたいなぁ。。。
喜ばれる仕事をして生きていきたいなぁ。。。
ほんと、感動してしまったよ・・・(感涙)
転職考えよっ、と(爆)
Photo
- お店の外観・・・；
